就活コラム:「志望動機をつくる」に感じる違和感

こんにちは、新卒採用チームのwakaiです。
学生から「エントリーシート書かなきゃ」と焦りの声を聴くようになりました。
だからでしょうか、最近多くの学生から「今度、志望動機の作り方セミナーに参加します」「この志望動機って強いですか?」と言われます。
今回の就活コラムでは、そのときに私が感じた違和感を書いていきます。

1. 前提:志望動機は「つくるもの」ではない

「受かる志望動機」なんて本末転倒なので、やめましょうよ。
というのが、私がよく面談で学生に伝えていることです。

その会社を志望する理由が「給与」だったら、そう言えば良いと思います。
学生は「そんなこと言ったら、落ちるじゃないですか。やっぱりその会社でのやりがいとかを志望動機として言わないと」とよく言いますが、もし偽りの志望動機で合格したら、悲惨な未来しか待っていません。
会社は学生が言った志望動機を真に受けて、学生にやりがいを与えたとして、学生は実は違うものを求めているから、満足しないわけですよね。
本当の望みや姿を見せず、嘘ついて結婚しても、うまくいく人のほうが少ないのと同じだと思います。

ここだけの話、学生が「給与がたくさんもらえるから、御社を志望します」と言ってきても、人事はその給与に見合う能力を学生が持っているか、見るだけですから、すぐに不合格になるわけでもないと思います。
また、給与が高いことを強みとして挙げている会社もあるわけで、そういう価値観が一致する会社とマッチングするほうが、互いの望みが叶いやすいので、トータルで幸せではないでしょうか。

2. 志望動機はにじみ出るもの

なので、志望動機は「つくる」なんてことはせず、思ったことをそのまま言いましょう


例えば恋愛でも「あなたのこういうところが好きなんだ」と言いますよね。
告白必勝パターンに当てはめた言葉なんて言われたら、気持ちはしらける一方です。
立て板に水のようにスラスラ話せることにも、特段価値はないと私は思います。
一生懸命、自分の気持ちを話せば良いのではないでしょうか。

3. 就活は「合格」するものでも、「正解」するものでもない

前述の通りなので、「この志望動機強いですか?(=合格しやすいですか)」という質問には、「志望動機に正解も強いもないよ」と私はいつも答えています。

そもそも、就活で「受かる」とか「合格」という言葉はそぐわないと思っています。
受験でもあるまいし、幼稚な印象を受けます。(あくまで個人の感覚です)
あなたは当社にマッチしました、とか、そういう言葉のほうが、実情に合うのではないでしょうか。

 

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