多少はよく生きるためにできること
こんにちは。
むらかみです。やっと横浜では朝夕は涼しくなってきました。
今回は広報担当のSさんから「エウゼーン」について書いてくれという、無理難題を言われたので、挑戦してみます。
私は大学時代文学部で哲学の勉強をしていましたが、「エウゼーン」というのはそのとき習った言葉で「よく生きる」という意味です。ソクラテスという偉い人が「ただ生きるのではなく、よく生きることが重要だ」ということを言ったそうです。
ソクラテスはよく生きるために徳を備えることが必要だと説いたようですが、この説明は企業のブログとしては小難しいので、別のことを書きます。
よく生きるといってもいろいろな考え方があるはずです。
今現在に集中する
人生の苦しみは、過去や未来から来るそうです。
過去に失敗したことを思い出して頭にきたり、将来が見えなくて不安になったり、誰しも経験がありますよね。
しかし、過去は過ぎ去ったこと、未来はまだ来てないこと。両方とも現実には存在しません。
存在しないことに頭を悩ませて苦しむのはアホみたいですよね。
でも実際に自分の頭の中身を見てみると、過去や未来について思い悩む時間は長いはずです。
過去・未来ではなく、今現在に集中すると悩みはなくなります。
人のためになることをやる
会社の若手を見ていると、落ち込んでいる人はほぼ間違いなく自分のことで頭がいっぱいになっている人です。
できない自分や失敗した自分を考えてしまう人が多いです。たとえ飴玉1個でも人にあげると気持ちが変わります。
人のために行動しようと思うと、落ち込む暇がなくなるということですね。
落ち込みやすい人は仕事に打ち込むとよいのではないでしょうか?
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ソクラテスに話を戻します。
彼は、自分の町で賢いと言われている人たちに議論を吹っ掛け、善とか美といったことについてその人たちが、ソクラテス自身と同様に何も知らないということを思い知らせていきました。その結果恨みを買い、裁判にかけられましたが、そこで自説を曲げることなく死刑が確定してしまいました。
さらにその後、知人から亡命を勧められましたが、聞き入れず、結局毒を飲んで死にました。
評価はいろいろあるかもしれませんが、少なくともソクラテスは自分の考える「よく生きる」意思を通したということでしょう。
世界史に残る偉大な人物と同じようにするのは難しいですが、少なくとも自分たちにできることをやっていきたいものですね。
それでは。