就活コラム:私が学生にガクチカを聞かない理由
こんにちは、新卒採用チームのwakaiです。
先日、当社のあごひげ理系人事・Tatsuoさんと話していたら「うちって学生にガクチカ聞かないけど、なんで一般的にこんなにガクチカが大事と言われているんだろうね」という話になりました。
そこで、今回の就活コラムでは、ガクチカを「学生に聞かない」「重視しない」側の私の感覚を書いていきます。
1. ガクチカを聞かない理由:価値観がわからないから
アクロクエストの新卒採用では、その人のスキルよりも、価値観が合うか、を重視します。
要は、 「どういう想いで生きてきたか・生きていきたいか」 が知りたいと思っています。
しかしそれは、昨今出回っているガクチカの「テンプレート」に当てはめていては、経験上、残念ながら出てこないです。
「アルバイトでこんな困難があって、こう乗り越えました。結果、○○○」というテンプレート化された「エピソード」では、「どういう想いで生きてきたか・生きていきたいか」という深い問いの答えは、表現できないのだと思います。
2. では、学生は何をアピールすれば良いのか?
そのまま言ってもらうのが一番良いと思います。
もう、そのまま「こういう想いで生きてきて、これからはこういう想いで生きていきたいです」でOKです。
口べたな人は、それを表す服を着たり、物を持って面接に来る、というのはどうですか?
アクロクエストには、金髪で面接に来たり、高校の部活動で使っていたシューズを持ってきたり、面接の場で自分の想いを示す歌を歌って、採用となった社員たちがいるそうです。
ガッツ自慢の人は、「ガッツ」と書いたTシャツを着てくるとかでも面白いですね。
残念ながら、私はそういう学生とまだ会ったことはありません。
が、そんな学生が来たら、お互い楽しい面接になりそうです!
3. ガクチカの推敲に貴重な時間をかけなくても良い。それよりも・・・
ガクチカの推敲よりも、前述の「どういう想いで生きていきたいか」という価値観を考えることに時間を使ったほうが、入社後も納得がいく就活になると思います。
その会社が求める人材像に合わせて、ガクチカや自己PRをカスタマイズする、というのも私は反対です。
「良く書けたガクチカ」「その会社にカスタマイズした自分」で合格しても、合格した日は嬉しいと思います。
ただ、それで働いていて10年経っても、その仕事にワクワクするのかな?と疑問です。
それでも、「ガクチカをクリアしない限り次の選考に進めないんですよ・・・」と学生から言われることもあります。
特に多くの学生が応募する大企業は、全員と会うわけにはいかないので、ガクチカで足切りをするのかもしれません。
その場合は、「自分がそこに入社したら幸せに働けるのか」「もしかしたら入社後も、個性ではなく、何か共通の無機質なものさしで評価されるかもしれない」と想像して、本当に行きたい会社なのか、考え直してみると良いかもしれません。
もし「ガクチカって何のために必要なんだろう?」と思っていた学生さんがいたら、ぜひアクロクエストの会社説明会に来てみてください。
世の中で「当たり前」と言われているものに疑問を持てるあなたを、アクロクエストは歓迎します!
また、このほかにも就活の悩みがある人は、ぜひ就活ホンネトーク番組「ちゃぶ台トーク」を見てみてくださいね。
一般的ではないアドバイスこそが、あなたの悩みを解決するかもしれません。