なぜ、アクロクエストは全社禁煙となったのか?/5/31は、世界禁煙デー🚭

全社禁煙

こんにちは、広報のshiroiです。

最近散歩をしていると、花の香りだけでなく、木々の緑の香りも楽しめるようになり、春から少しずつ移り変わる季節を楽しんでいます🚶‍♀️

ところで、みなさんの中に、タバコを吸っている人はいるでしょうか?
実は、私は学生時代に、2週間に一箱あけるくらいには、タバコを吸っている時期がありました。
サークルや研究室の仲の良い先輩が吸っていたので、いわゆるタバコミュニケーションのために吸っていたというのもあります。

しかし、就活時にアクロクエストと出会い、「全社禁煙」についての強い思いを聞き、シンプルに健康のためだけでなく、タバコをやめよう!と思えたのでした。
なぜアクロクエストが全社禁煙に踏み切ったのか、私が何に感銘を受けたのか、そして、アクロクエストがどのような禁煙対策に取り組んでいたのかを今日は話したいと思います。

アクロクエストは、なぜ全社禁煙となったのか?

アクロクエスト創立当初、私も入社する前ですが、社員の3割以上が、喫煙者だったそうです。
オフィス内は禁煙だったものの、多くの喫煙問題が起こったそうです。
健康への影響、タバコ休憩という喫煙者だけの不公平な待遇、喫煙所での情報漏洩のリスク、チームワークの喪失、などなど。

これらの問題を受け、設立から10年目に当たる2000年の全社員会議(MA)で「全社禁煙」が提案され、喫煙者と非喫煙者とで何度も話し合いを重ね、同年に「全社禁煙」が決定されました。
※「全社員会議(MA)」は、月に一度、全社員で会社の方針や制度を決める会議です。
全社員会議

決まった当時、社長もヘビースモーカー(しかも高ランクの)だったそうです。さらに、全社禁煙が決まって、真っ先に禁煙に成功したのも社長だったと聞いて、驚きでした😮

私が、全社禁煙の何に感銘を受けたのか?

就活時にアクロクエストでの話を聞いて、一番驚き、そして感銘を受けたのは、たとえ社長がヘビースモーカーであったとしても、組織として何が最も大事かを考え、全社禁煙を決行するそのポリシーでした。

吸っていた当時は、私はタバコは個人の自由だと思っていました。先輩たちとも話せるし、良いと思っていました。
しかし、改めて振り返ってみると、研究やチーム活動をして、一緒に一番過ごす時間が長い仲間の半数以上は非喫煙者。
タバコを吸っている人以上に、健康の被害を受けやすいのはタバコを吸わない人たち。現在でこそ「受動喫煙」と当たり前に理解できますが、当時の私には無かった視点!

研究チームでは、私はチームリーダーでした。チームのみんなが活動頑張っているときに、チームリーダーの私だけタバコ休憩というのは、なんともアンバランスではないか?

と、アクロクエストでの話を聞いてから考えるようになり、私もタバコやめよう!と思えたのでした。
私はヘビースモーカーというほどではなかったので、やめよう!と決めてからは、禁煙パッチなどに頼ることなく、あっさりやめることができました。

アクロクエストが取り組んだ全社禁煙への道

全社禁煙といっても、その当時は多くの試行錯誤があったようです。
しかし、社長が真っ先に禁煙に成功したことで全社禁煙に拍車がかかり、全社員会議を通して、様々な禁煙対策を実践したそうです。

①非喫煙者に毎月1万円のサポート?!
ただし、すぐに禁煙者が増えたため、この対策はすぐに廃止になったそうです☺

②7分ルールを導入。
喫煙時は、デスクに紙で「離席中」と書かれたフラグを立てて、7分以内に戻るようにキッチンタイマーを設定。オフィスに戻る際には、必ずうがいと服のタバコ臭をはたくことを徹底したそうです。

離席中フラグ、7分ルール

タバコで離席中の場合はフラグを立てる。

③喫煙所での会話は一切禁止!
喫煙所はビルのテナント共有で、他社の社員も集まるので、情報が漏れるリスクがあります。黙々とタバコを吸うだけを厳守。

④外食時も、喫煙禁止
社内のみならず、社員といる間は、昼食、夕食、懇親会も喫煙禁止

⑤喫煙離席中に、喫煙者宛の電話があった場合は、1000円のカンパ!
このカンパは、社員の懇親会で使われます。

⑥2001年4月入社から喫煙者の採用を中止
他社人事からは、採用が難しくなるのでは?と言われたこともあったようですが、会社としてのポリシーがはっきりしたことで、学生の応募も増えたそうです。

採用イベント

採用イベントの様子

これらの禁煙対策によって、社員の一体感も高まり、働き方への不公平感もなくなったそうです。
さらに、今まではタバコ休憩などに取られていた時間がなくなり、仕事の効率化も進み、「働きやすさ」を考える社員も増え、より全社禁煙も進めやすくなったようです。

2011年には社内での喫煙者はゼロ人となりました。これは現在も継続していて、全社禁煙24年目、全社員禁煙14年目となりました。
全社禁煙、全社員会議

 

今月末5/31は、世界禁煙デー。
これを機会に、喫煙の影響や、受動喫煙などについて、改めて見直してみてはどうでしょうか?

それでは。

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