データサイエンティストチーム「YAMALEX」とは?/最先端技術を切り拓く先鋭チームを紹介!

YAMALEX, Kaggle Grandmaster

こんにちは、広報のshiroiです。

今回は、当社のデータサイエンティストチーム「YAMALEX(ヤマレックス)」がどのようなチームなのか、
チームリーダーでKaggle Grandmasterの山本さんにインタビューをしてみました。

そもそも、YAMALEXとは、Kaggle Grandmaster 山本が中心となり、若手のデータサイエンティスト5名で構成されるデータサイエンティストチームです。
山本の名字とデータサイエンスの高い山の頂を目指して上りつめることを目標にして、
YAmamoto MAchine Learning EXpert team の頭文字を取って、“YAMALEX” と命名されました。

特に Acroquest では「常に先端技術」をポリシーとして日々新しい技術を取り入れているので、YAMALEX の存在が非常に重要です!

では、早速チームについて、YAMALEXチームリーダーで、Kaggle Grandmasterの山本さんに聞いてみたいと思います。

YAMALEXチームとは?

――早速ですが、YAMALEXチームについて、詳しく話を聞かせてください。なぜ、YAMALEXチームを発足したのでしょうか?

【山本】データサイエンスの分野は世間の動向も含め、進展が著しく早くなっており、当たり前と言えるレベルが目覚ましい勢いで上がっています。会社としてもそのような技術へのキャッチアップと更に先の技術を創り出すために、専門のデータ分析チームが必要だといった判断になり、YAMALEXチームとして発足しました。

 

――では、YAMALEXチームでは、どのような活動を日ごろ行っているのでしょうか?

【山本】主には、アクロクエストの最先端技術を切り拓いていくための活動をしています。
日々の技術トレンドのキャッチアップ、製品の開発やプロジェクトでの高度な課題解決、開発合宿、勉強会への発表、コンペティションへの参加など、幅広く取り組んでいます。

例えば、コンペティションの参加は、モデル構築や機械学習を用いたデータ分析の基礎力の向上にもつながるため、各自が興味のある分野のコンペティションに積極的に参加してもらっています。
参加後は、チーム内でフィードバック会を行い、実際の製品などにどのように応用できるかをディスカッションし、製品開発チームに提言していきます。

他にも、つい先日は、会社が入っている健保組合の温泉付き保養所に行き、開発合宿をしてきました。
初日の最後には、面白いデモも出来上がり、合宿後に製品開発チームにフィードバックしたところ、追加検証を行いながら、AI系の製品に組み込むことも決まりました

YAMALEX, 開発合宿

開発合宿で開発したデモについてディスカッション中

――開発合宿の様子は、私も写真で見ましたが、とても楽しそうでしたね!そんな切磋琢磨しているYAMALEXチームですが、これまでに取り組んだ活動の中で、これはやったぞ!という誇りに思う成果は何ですか?

【山本】KDDCup2023で入賞したことですね。
チームで議論しながら大規模な推薦システムの検証に取り組み、ロサンゼルス・ロングビーチで開催された学会(KDD2023※)で成果を発表できたことは、チームとしても一つの大きな自信に繋がりました。
※データサイエンス分野の世界トップの学会。約2,000人が世界中から集まる。論文発表だけでなく、並行してデータ分析・マイニングのモデルを競うコンペティションが複数開催されている。

検証においては、学びも多く、今後の推薦システムの案件に応用していきたいと思います。
また次のコンペティションに向けても、今まさに準備をしているところです。

KDD2023, 受賞者, 記念撮影, KDDCup2023

KDDCup2023受賞者との記念撮影。前列左から2番目が山本さん。

なぜKaggle Grandmasterを目指したのか?

――ところで、そもそも山本さんはなぜKaggle Grandmasterを目指したのでしょうか?実際に、Kaggle Grandmasterの経験は、YAMALEXチームでの活動にもつながっていますか。

【山本】正直、Kaggleでコンペに参加して目標を設定していたら、気がついたらなっていた、という感じです。(笑)

私がKaggleを始めてから、今年で9年ほど経ちます。
最初は、なかなかメダルがとれないと苦戦していたこともありますが、それでも、常にKaggleのコンペには参加するようにして地道に積み重ねました。
ギリギリで金メダルを逃して、負けて悔しいと思ったことも少なくはないのですが、ほぼ毎日続けて結果が残せてきて、7年目でKaggle Grandmasterになれました。

ここまで継続できて、本当によかったと感じていますし、今後も継続していきたいと考えています。
実際に、Kaggleを経験することで、必ずしも直接的なスキルは仕事やチームでの活動にに役立つとは限らないのですが、データ分析の勘所やうまくいきそうな方針を立てるのに役立てています。

Kaggle, Kaggle Grandmaster

Kaggleでの山本の成果

これからのYAMALEXチームについて

――YAMALEXチームが目指している将来像について教えてください。

【山本】最新の技術に携わり、ワクワクするものを作り続けるチームであり続けたいと考えています。
特にChatGPTをはじめとしたLLM(Large Language Model)の進化は世間にも大きなインパクトを与えており、このような面白いタイミングは人生においてもそうありません。いかに新しいものを作ってAIの進化を加速し、実世界に使えるようにするか。実世界で利用できないと、やっぱり使えないとなって進化が止まります。そのため、面白い物を作り、技術で世界に貢献したいですね。

――技術で世界に貢献し続ける、いいですね。では、最後に、今後チームに新たなメンバーが加わるとしたら、何を期待しますか?

【山本】高い技術力を持ち、自由に問題解決してくれること。様々な人が参画し、自律して行動することで、新しい発想、そして、相乗効果を発生させすごいものを作ってくれることを期待しています。

YAMALEXチーム

開発合宿後にYAMALEXチームで集合写真!

 

YAMALEXというチームで、技術の発展させ、世界に貢献したいと思いを語る、Kaggle Grandmaster山本さん。
アクロクエストのデータサイエンティストチームとして、今後もますます活躍が期待できそうです!

 

YAMALEXチームと一緒に、最先端技術を活用した仕事をしたい学生の皆さん。
アクロクエストのエンジニアとぜひ話してみませんか?

ぜひアクロクエストの会社説明会に来てみてください。

それでは。

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