社内で行える防災対策とは? ~その2~/3.11から13年。再度見直したい防災対策。

こんにちは、広報のshiroiです。

今日で、3.11から13年。
当時私は、震度6強だったエリアに住んでいて、棚の転倒、壁のひび割れなどで、部屋や大学の研究室が悲惨なことになっていたことは、まだまだ記憶に残っています。
たまたまその日は、学会で都内にいたこともあり、安全に避難できていたことは不幸中の幸いだったと思います。

当時は防災対策など考えたこともなかったのですが、3.11を経験してからは、身を守れるように事前に準備しておく大切さも実感しています。みなさんの防災対策は、どうでしょうか?

今回は、ケガなどの要因ともなりやすい家具家電の転倒防止対策を中心に、アクロクエストで行っている防災対策を紹介します。

大型家電や家具の固定

大ケガにつながりかねないのは、やはり大きな棚や家電の転倒だと思います。

社内の棚は、突っ張り棒で、転倒防止をしています。一度つけて終わりではなく、時間や小さな地震発生で少しずつ緩んでしまうので、定期チェックでねじの締めなおしもします。

防災対策、突っ張り棒、家具固定

棚は突っ張り棒で固定

アクロクエストでは、あまり行っていないですが、壁に固定するベルトタイプのものもよいかと思います。

一方、家具の高さ、天井や壁の素材によっては、突っ張り棒や壁の固定が難しい場合があるかと思います。
そのような場合は、家具転倒防止安定板を使っています。

転倒防止、防災対策、家具転倒防止安定板、ふんばる君

家具の特長や天井・壁の素材に合わせて、対策も変わる。

写真左側の赤い四角の部分を見ると、棚の手前側がわずかに持ち上がっていることがわかるかと思います。
安定板により、壁側に傾けることで、転倒を防ぐことができます。

写真右側のように、冷蔵庫にも使うことができます。
オレンジ色の四角の部分が、冷蔵庫の足幅に合わせて、安定板を差し込んでいます。

ちなみに、冷蔵庫の扉部分には、扉ロック用のラッチもつけています。

転倒防止、耐震ラッチ、防災対策

大きな揺れによる扉の開閉を防ぐ。

このラッチは、震度5以上の揺れを観測すると、自動でロックがかかるため、大きな揺れで勝手に冷蔵庫の扉が開いてしまうのを防いでくれます。
取り付けも簡単なので、オススメです。

スチールラックの固定

大型家具の中にも、スチールラックのように、突っ張り棒や家具転倒防止安定板では固定できないものもあると思います。そのようなときは、固定ベルトの使用がおすすめです。

固定ベルト、転倒防止、防災対策

スチールラックはベルトで固定。

写真はサーバ室の一角で、隣り合うラックをベルトで固定することで、棚の転倒を防ぎます。
また、固定するときも、中においてある箱やマシンが飛び出さない高さにベルトを固定することで、飛び出し防止にもなります。

テレビやディスプレイの固定

私たちはIT企業なので、マシンとディスプレイは必須です。
ディスプレイも既存のスタンドだけでは、簡単に飛んでしまうので、固定が必要です。

普段の仕事スペースのディスプレイは、すべてディスプレイアームで固定してあります。

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ディスプレイアームで固定

写真のものは、1つのアームで2枚のディスプレイを固定できるので、デュアルディスプレイでも省スペースで固定ができます。

時々ディスプレイを移動させる必要がある場合や、ディスプレイアームがとりつけられない場合は、取り外し可能なベルトで固定をします。

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移動したい場合は、ベルトで固定。

大型のテレビモニタは、テレビ壁掛け金具を使用します。

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大型テレビやモニタは、固定金具を使用。

写真左側のように、会議室には大型ディスプレイを壁に取り付けています。裏側は、写真右側の赤い四角で囲ったように、専用の固定金具で固定することで、ディスプレイの落下や転倒を防ぎます。

写真だけだとわかりづらい部分もあるので、実際に使用している製品の一例は、コチラ。

テレビ壁掛け金具 引用元:Amazon

置物や小物などの固定

ものによっては、ベルトや固定金具で固定できないものもあります。
そのようなときは、地震対策用の粘着固定マットを使用します。

写真中の赤い四角の部分を見ると、盾が少し浮いているのがわかるでしょうか?
この下には、透明の粘着固定マットを付けています。

地震対策用の粘着固定マット、防災対策、耐震

地震対策用の粘着固定マットで固定

これは、両面が粘着ジェルになっており、震度7の揺れにも耐えられるようになっています。
オフィス内に飾ってあるものや、ベルト等で固定できない小物家電などは、この粘着固定マットで飛び出し防止をしています。

固定マットは、透明なものが多く、飾り物の景観も損なわないです。

地震対策用の粘着固定マット、防災対策、耐震

地震対策用の粘着固定マットの一例

さて、いかがだったでしょうか?
今回は、オフィス内の転倒防止対策をメインに紹介していきました。

地震時にもっともケガなどにつながりやすいのは、家具家電の転倒とも聞きます。
南海トラフ地震や首都直下型地震など、今後も大きな地震はまだまだ油断できません。
今のうちに、できる対策を進め、少しでも安全に過ごせる環境に整えておくと、いざという時に安心できるかもしれません。

それでは。

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